アブストラクト(4巻3号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 慢性窒息死の死因に關する實驗的研究
Subtitle :
Authors : 伊藤國彦, 島田信勝
Authors(kana) :
Organization : 慶應義塾大學醫學部外科學教室
Journal : 日本胸部外科學會雜誌
Volume : 4
Number : 3
Page : 208-222
Year/Month : 1956 / 1
Article : 原著
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : 從來, 臨床的には死を心臓死, 呼吸死, 中樞死及びシヨツク死に分類している. 勿論死という現象は複雑多樣でこれを解明することは容易でないが, 死の經過を分析していくならば, いくらかでもこの問題に近ずくことが出來るかと考える. 先に島田・工藤・森1)は第51囘日本外科學會宿題報告「電撃傷」の中で, シヨツクの研究に新しい知見を發表したが, 更にこの研究に端を發し, 島田・須田2)は第4囘日本氣管食道科學會で「呼吸停止と心動停止」と題して宿題報告を行い, 種々興味ある知見を發表した. 又守川3)は多くの臨床例について, 死前徴候を分析し, 血液組成より死を豫知することの出來る場合について發表している. 著者はこの一連の死への經過の分析研究の中, 氣道の通氣障碍による死の過程を實驗的に觀察した. 氣道閉塞については淺田4)初め講家の詳細な研究があるが, 著者は從來餘り顧られていないが, 臨床的には出會うことの多い氣道狹窄死について實驗を行い, 氣道閉塞死との相違, 更に氣道狹窄死の死因について興味ある知見を得たので, こゝに報告する.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords :
このページの一番上へ