アブストラクト(7巻6号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 任意心搏動停止に関する研究
Subtitle :
Authors : 岩淵汲, 榊原仟
Authors(kana) :
Organization : 東京女子医科大学外科学教室
Journal : 日本胸部外科學會雜誌
Volume : 7
Number : 6
Page : 656-674
Year/Month : 1959 / 6
Article : 原著
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : [第1章 緒言] 心臓内直視手術は, 低体温法によって臨床に成功1)して以来著しい進歩を遂げた. その手段として低体温法2)3)4), 心臓鏡5)6)7)8), 冠潅流法4), 人工心臓等9)10)11)が用いられて来たが, 人工心肺が臨床に応用せられるに到って直視手術の適応範囲は拡し, 安全性を増した9)12)13). しかし人工心肺を用いての体外循環によっても大動脈弁疾患及び大動脈弁閉鎖不全をともなう疾患では血液のため覗野が妨げられ手術は不可能である. 更に心中隔欠損では心内操作中冠循環系からの出血は少なくなく, 心搏動の存在は精密且つ正確な手術操作を妨げる. これらの欠点を補なう方法の一つとして, 一時, 可逆的に心搏動を停止せしめる任意心搏動停止法が挙げられる.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords :
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