アブストラクト(13巻9号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 低体温併用人工心肺による体外循環時の酸塩基平衡およびその補正に関する研究
Subtitle :
Authors : 桜井正則, 木本誠二
Authors(kana) :
Organization : 東京大学医学部木本外科教室
Journal : 日本胸部外科学会雑誌
Volume : 13
Number : 9
Page : 892-927
Year/Month : 1965 / 9
Article : 原著
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : 「第1章 緒言」最近約10年聞における心臓外科の発展はまことにめざましく, 人工心肺による直視下心臓内手術も今日では日常一般の手術と全く同様に行われるようになつたが, これはひとえに人工心肺の進歩によるといつても過言ではない. この人工心肺による直視下心臓内手術の研究は1937年のGibbon1)に始まり, 1953年彼ははじめて心房中隔欠損症の直接縫合閉鎖に成功し2), 翌年Crafoord3)は人工心肺に低体温を併用し, 人為心室細動下に左心房偽粘液腫の剔出に成功し, その後諸家の・発表が続いた. 一方全身低体温法による直視下心臓内手術もBigelow等4)の実験的研究が発展し, 1953年Lewis等5)により最初の臨床成功例が発表された. 全身低体温法と体外循環とを併用して直視下心臓内手術を行なう研究はSenning6), 榊原以来幾つかの研究7)8)があつたが熱交換器の導入により冷却, 加温が容易に行われるようになつてから広く研究されるようになり, 最近は人工心肺と低体温法との併用, すなわち潅流冷却法が盛んに行われるようになつた.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords :
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