アブストラクト(20巻8号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 心室中隔欠損症における術後の肺循環動態の変動に関する研究
Subtitle : 原著
Authors : 森護, 曲直部寿夫
Authors(kana) :
Organization : 大阪大学医学部第1外科教室
Journal : 日本胸部外科学会雑誌
Volume : 20
Number : 8
Page : 628-642
Year/Month : 1972 / 8
Article : 原著
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : 「目次」緒言 対象および方法 成績 1. 肺血管抵抗による機能的分類と欠損孔閉鎖前後の肺循環動態の変動 2. 年令群別にみた欠損孔閉鎖前後における肺循環動態の変動 考按 1. 肺血管抵抗による機能的分類よりみた欠損孔閉鎖後の肺循顔動態の変動について 2. 年令別にみた欠損孔閉鎖後の肺循環動態の変動について 3. 肺血管抵抗の形成要因について 4. 欠損孔閉鎖後の肺循環動態よりみた心室中隔欠損症の手術適応と手術時期について 結論 「緒言」合併奇型を伴わない心室中隔欠損症は現在, 心疾患の中で根治手術方法の確立した疾患の1つである. 著者の教室でも, 1956年以来本症の根治手術を行なって来たが, 近年その手術成績は著しく向上し, 最近の100余例においては全く死亡例をみていない1). このことは, 本症の根治手術手技ならびにその補助手段の向上もさることながら, 病理解剖学的および病態生理学的な研究が進み, 術前診断, 手術適応などが十分検討されてきた結果である2)~8) しかしながら, かかる良好な手術成績にもかかわらず, 本症根治術後の症例を検討すると, その病態は必らずしも常に手術を契機として正常化しているものではない9).
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords :
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