アブストラクト(25巻2号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 右胸心と左上大静脈残遺に合併した管後型大動脈縮窄症に対する一手術治験例
Subtitle : 症例
Authors : 末広茂文*, 宮本巍*, 堀口泰範*, 清水幸宏*, 村田弘隆*, 小澤正澄*, 大橋博和*, 鈴木文也*, 岡本英三*, 堀口進**, 石田博厚**, 城忠文***, 筆本由幸***, 藤本淳***
Authors(kana) :
Organization : *兵庫医科大学第1外科, **兵庫医科大学麻酔科, ***大阪府立成人病センター循環動態科
Journal : 日本胸部外科学会雑誌
Volume : 25
Number : 2
Page : 195-203
Year/Month : 1977 / 2
Article : 報告
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : 「I. はじめに」右胸心には種々の病型が存在するが, どの病型においても頻度の差こそあれ心大血管系奇形を合併することが多い. 本邦においても右胸心を含む心位置異常に合併した心大血管系奇形に対する手術例の報告がしだいに多く行われるようになってきた. われわれも最近, 右胸心と左上大静脈残遺に合併した管後型大動脈縮窄症の稀なる1例に対して手術を施行し, 良好な結果が得られたので文献的考察を加えて報告する. 「II 症例」患者:T.O. 34歳, 男, 会社員. 主訴:下肢冷感. 既往歴:3歳時肺炎. 幼少時より気管支喘息. 家族歴:特記すべきことなし. 現病歴:幼少時より右胸心を指摘されていた. 昭和38年(27歳時)初めて高血圧を指摘されたが自覚症状はなく放置していた. 昭和49年1月, 肩こりにて某医を受診し再び高血圧を指摘され, 降圧剤の投与をうけたが軽快しなかった. 昭和49年5月に会社の健康診断にて初めて心雑音を指摘され, 6月大阪府立成人病センターを受診した.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords :
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