Title : |
肺高血圧を伴った心室中隔欠損症およびその関連疾患の外科治療 |
Subtitle : |
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Authors : |
清水健, 弥政洋太郎, 土岡弘通, 阿部稔雄, 石原智嘉, 村瀬允也, 田中稔, 彦坂博, 小沢勝男, 小林正治, 大宮孝, 宮田義弥, 小林淳剛, 野垣英逸, 柿原理一郎, 椙山直敏, 竹内栄二 |
Authors(kana) : |
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Organization : |
名古屋大学第1外科 |
Journal : |
日本胸部外科学会雑誌 |
Volume : |
27 |
Number : |
3 |
Page : |
278-287 |
Year/Month : |
1979 / 3 |
Article : |
原著 |
Publisher : |
日本胸部外科学会 |
Abstract : |
1. 肺高血圧を伴う心室中隔欠損およびその関連疾患77例の手術方法, 手術成績, 術後経過などを検討した. 関連疾患として心室中隔欠損症に心房中隔欠損症, 僧帽弁閉鎖不全症, 動脈管開存症, および, 大動脈縮窄症を合併した症例を取り上げた. 2. 2歳未満, 体重10kg以下の症例と, 2歳以上, 10kg以上の症例について比較すると, 前者では合併奇形も多く, 重症例が多いにもかかわらず, 手術成績は後者より良好であった. 3. 手術成績に影響した因子は, 肺血管抵抗よりもむしろ, 心胸廓比, 体外循環の長さおよび手術手技などであった. 4. 術後の経過は術前の肺血管抵抗および肺血管病変の進行度によって著しく変る. 生後15ヵ月の症例の肺組織所見にHeath-Edwards 2度が認められたこと, および術後の右心カテーテル検査で, 平均肺動脈圧が25mmHg以上の症例が, 2歳未満の症例中40%に認められたこと, 術後心胸廓比や心電図の変化は, 2歳以上の症例で術後3年以上経過した症例中再び悪化する症例があることなどから, 肺高血圧を伴う心室中隔欠損およびその関連疾患は生後12ヵ月をすぎたらなるべく早く根治手術を行うべきと考えている. |
Practice : |
臨床医学:外科系 |
Keywords : |
心室中隔欠損症, 合併奇形, 肺高血圧症, 手術適応, 手術手技 |