| Title ： |
ファロー四微症を合併する完全型心内膜床欠損症の2治験例 |
| Subtitle ： |
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| Authors ： |
上田裕一, 三木成仁, 楠原健嗣, 松本雅彦, 大北裕, 田畑隆文, 塚本泰彦, 田村時緒* |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
天理よろづ相談所病院心臓血管外科, *天理よろづ相談所病院小児循環器科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
32 |
| Number ： |
2 |
| Page ： |
216-224 |
| Year/Month ： |
1984 / 2 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
ファロー四徴症を合併する完全型心内膜床欠損症の根治手術成功例はいまだ少ない. 我々は, 本症2例に対し根治手術を施行し, 良好な結果を得た. 症例1はダウン症候群を合併する6歳の男児, 症例2は4歳の男児で, いずれも術前に確定診断を得た. 心内膜床欠損部に対しては, 右房・右室両切開より, McGoon－城谷法に準じて心室中隔欠損を閉鎖し, 心房中隔欠損は別のパッチで房室弁をはさみ込むように閉鎖した. 右室流出路は積極的に過剰心筋切除を行い, 症例1には自家心膜－弁付transannular patchを縫着し, 症例2には肺動脈弁切開とoutflow patchを縫着し再建した. 術後検査所見は満足し得るものであり, 現在症例1は17ヵ月, 症例2は6ヵ月を経て経過良好である. 本症根治手術上の問題点について検討を加えた. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
完全型心内膜床欠損症, ファロー四徴症, McGoon-城谷法, 右室流出路再建 |
