| Title ： |
弁置換術後真菌性心内膜炎の1治験例 |
| Subtitle ： |
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| Authors ： |
浦山幸樹, 本郷忠敬, 新井悟, 小松恒弘, 香川謙, 堀内藤吾 |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
東北大学医学部胸部外科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
34 |
| Number ： |
4 |
| Page ： |
514-518 |
| Year/Month ： |
1986 / 4 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
開心術後の真菌性心内膜炎は弁置換術後に発症するものがほとんどであり, そのうちカンジダによるものは半数以上を占めるがその救命率は16%1）と極めて重篤である. 本邦でも数例の報告があるが致命率は非常に高い2）3）. また弁置換術後真菌性心内膜炎は再弁置換が不可欠であると考えられているにもかかわらず本邦の報告例は少ない. 最近われわれは僧帽弁置換術後17年を経過後発症した弁置換術後カンジダ性心内膜炎を経験し活動期において積極的外科治療により治癒せしめることができた. 本症の治療成績の向上には, 早期診断, 緊急的再弁置換術及び病巣の完全な摘除, 術中の心内膜の抗真菌剤による洗浄, 更に術後の長期にわたる抗真菌剤の投与, 以上4点が肝要と考えられた. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
弁置換術後心内膜炎, 真菌性心内膜炎, カンジダ性心内膜炎, 再弁置換 |
