| Title ： |
ポーランド症候群の1治験例－胸骨飜転術と広背筋有茎移植術の一期的施行例－ |
| Subtitle ： |
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| Authors ： |
曽根康之, 笠置康, 板岡俊成, 横山正義, 和田寿郎 |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
東京女子医科大学胸部外科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
34 |
| Number ： |
10 |
| Page ： |
1830-1833 |
| Year/Month ： |
1986 / 10 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
症例は25歳女性. 先天性の右側大胸筋欠損・短合指症・漏斗胸が認められ, ポーランド症候群と診断した. 大胸筋欠損に対し広背筋有茎移植術を, 漏斗胸に対し胸骨翻転術を一期的に施行した. われわれは過去5例の大胸筋欠損を伴う漏斗胸に対し, 胸郭矯正術を施行してきたが, 術後も大胸筋欠損による変形が残り, 満足できる結果を得ていなかった. 今回, 広背筋有茎移植術と胸骨翻転術を同時に施行し, 胸郭矯正術単独施行例よりも良好な結果を得た. ポーランド症候群は, 先天性の一側性大胸筋欠損と同側手指奇形を特徴とし, 漏斗胸を合併することが多い. 漏斗胸を伴うポーランド症候群は, 先天性胸壁奇形のなかでも外科治療の困難なものとされている. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
ポーランド症候群, 大胸筋欠損症, 漏斗胸, 胸骨翻転術, 広背筋有茎移植術 |
