| Title ： |
心筋梗塞急性期の難治性心室性頻拍に対し広範囲心内膜切除術が著効を呈した1例 |
| Subtitle ： |
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| Authors ： |
高橋俊樹*, 野村文一*, 榊原哲夫*, 児玉和久**, 河本知秀***, 川島康生*** |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
*大阪警察病院心臓センター心臓血管外科, **大阪警察病院循環器内科, ***大阪大学医学部第1外科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
35 |
| Number ： |
11 |
| Page ： |
2071-2077 |
| Year/Month ： |
1987 / 11 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
われわれは内科的コントロール不能な心筋梗塞急性期の心室性頻拍に対し, 術中電気生理学的検索法に基づいた広範囲心内膜切除を行い救命した. 症例は61歳男性で, 心筋梗塞発症後14日目よりあらゆる内科的治療にもかかわらず, 終日持続型心室性頻拍となった. 心室性頻拍時の血行動態は不良であり, 次第に心不全が進行したため, 心筋梗塞発症後30日目に電気生理学的検索法に基づいた広範囲心内膜切除を行った. 術後経過は良好で, Holter心電図・電気生理学的検査にて心室性頻拍の再発・誘発を認めなかった. 内科的治療に抵抗し生命に支障を来す心筋梗塞後心室性頻拍では, 心筋梗塞急性期とはいえ積極的に電気生理学的検索法に基づいた広範囲心内膜切除を考慮すべきものと思われた. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
電気生理学的検索, 急性心筋梗塞, 心室性頻拍症, 広範囲心内膜切除術 |
