| Title ： |
感染性心内膜炎による大動脈弁閉鎖不全の外科治療 |
| Subtitle ： |
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| Authors ： |
村瀬允也**, 田中稔*, 竹内栄二*, 日比道昭*, 保浦賢三*, 小川邦泰*, 矢野洋*, 前田正信*, 岡本浩*, 阿部稔雄* |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
**大垣市民病院胸部外科, *名古屋大学医学部胸部外科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
35 |
| Number ： |
12 |
| Page ： |
2115-2121 |
| Year/Month ： |
1987 / 12 |
| Article ： |
原著 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
感染性心内膜炎による大動脈弁閉鎖不全23例に手術を行った. 活動期手術例は7例, 急性炎症消失後の亜急性期例6例, 治癒期例10例であった. 手術死亡は弁輪部膿瘍を形成した活動期手術例の2例（8.7％）で, 術前よりの腎不全, 低心拍出症候群が原因であった. 活動期症例の手術適応は, 進行する心不全が多かったが, 塞栓症のため術後開頭術を必要とした症例を経験しており, 大きなvegetationを有する場合には緊急手術を要する. 抗生剤治療で効果が認められない場合には外科治療を考慮すべきであるが, 特に弁輪部膿瘍形成例では, 弁周囲組織の破壊, 他臓器不全の発生する前に手術を考慮すべきである. 治癒期症例の弁尖にはvegetation様組織を80％に認め, 再発, 塞栓の点から手術的治療を考慮すべきと考えられる. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
感染性心内膜炎, 弁輪部膿瘍, 大動脈弁置換術, vegetation |
