| Title ： |
最近の術後気管支断端瘻例の検討－診断上の問題点と早期再手術による治療成績について－ |
| Subtitle ： |
原著 |
| Authors ： |
佐藤雅美, 斎藤泰紀, 藤村重文, 佐川元保, 太田伸一郎, 永元則義, 今井督, 須田秀一, 仲田祐, 橋本邦久* |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
東北大学抗酸菌病研究所外科, *岩手県立中央病院呼吸器外科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
37 |
| Number ： |
1 |
| Page ： |
11-16 |
| Year/Month ： |
1989 / 1 |
| Article ： |
原著 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
昭和57年から60年までの術後気管支断端瘻例を検討した. この中に当初気管支鏡で断端に瘻所見が明らかでなく肺瘻との鑑別を要した例があり, 4例で断端瘻が顕在化した. これらは同時期の全断端瘻の17%を占めていた. 断端瘻が顕在化した例と最終的に肺瘻であった例での胸部X線写真の比較読影では胸水の減少などが3回以上に及ぶ例で全例瘻が顕在化していた. 気管支瘻が発生した例に対しては積極的に早期に手術を施行したが, 瘻発生から再手術までの時間が症例の転帰を決定していた. すなわち, 瘻発生後48時間以内に再開胸術を施行し, 断端を再切除再縫合し, 胸腔内を洗浄して断端を被覆した例では全例膿胸に移行せずに断端瘻が治癒した. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
masked bronchopleural fistula, bronchoscope, diagnosis, early reoperation |
