アブストラクト(38巻8号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 先天性心疾患における右心系弁置換手術の遠隔成績-生体弁と機械弁の比較検討-
Subtitle : 原著
Authors : 宮村治男, 金沢宏, 高橋善樹, 岡崎裕史, 今泉恵次, 林純一, 福田純一, 小熊文昭, 菅原正明, 江口昭治
Authors(kana) :
Organization : 新潟大学医学部第2外科
Journal : 日本胸部外科学会雑誌
Volume : 38
Number : 8
Page : 1298-1303
Year/Month : 1990 / 8
Article : 原著
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : ファロー四徴症, エプスタイン奇形など左心系に主病変のない先天性心疾患にて右心系弁置換(三尖弁置換・肺動脈弁置換)を施行した16症例の遠隔を検討した. この対象症例に再手術を含めて19回の手術が施行され20個の代用弁が挿入された. 使用弁種は機械弁10(SJM弁7, S-E弁3), 生体弁10(C-E弁7, I-S弁3)であった. 手術時年齢は9~52歳(平均23.0歳)で, 1年2月~19年9月(平均5年8月)の追跡を行った. 遠隔死亡は4例(突然死2, 心不全死1, 脳血管障害1)に認め, また血栓弁による再手術が3例に施行された. 全症例の5年生存率は76.4±12.1%, 10年生存率は63.6±15.4%であった. 遠隔死亡はすべて初回機械弁で置換した症例であり, 機械弁症例の5年生存率は62.5±17.1%と成績不良であった. 弁種別にみたComplication-free率も, 生体弁5年87.5±11.7%に対して機械弁5年50.0±15.8%と, 生体弁で遠隔成績は安定していた. 先天性心疾患の右心系弁置換では生体弁を選択すべきである.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords : ファロー四徴症, 肺動脈弁置換, エプスタイン奇形, 右心系弁置換の遠隔, 生体弁
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