アブストラクト（41巻6号：日本胸部外科学会雑誌）
| Title ： | 心筋梗塞に合併した仮性左室瘤の1治験例 |
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| Subtitle ： | |
| Authors ： | 飯島啓太郎, 栗林良正, 関根智之, 相田弘秋, 関啓二, 阿部忠昭 |
| Authors（kana） ： | |
| Organization ： | 秋田大学医学部心臓血管外科 |
| Journal ： | 日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： | 41 |
| Number ： | 6 |
| Page ： | 1040-1044 |
| Year/Month ： | 1993 / 6 |
| Article ： | 報告 |
| Publisher ： | 日本胸部外科学会 |
| Abstract ： | 症例は62歳, 女性. 急性心筋梗塞に対する内科的治療中に胸部X線上左IVF弓の突出を認め, UCG, MRI, 左室造影にて仮性左室瘤と発症4ヵ月目に診断された. 手術はF-Fバイパスによる部分体外循環下に心臓に達し, 完全体外循環下に瘤を切開して左室腔との交通孔を直接縫合閉鎖した. 瘤壁は膠原線維で構成されていた. 術後経過は良好であり, 術後左室造影では仮性左室瘤の消失と心機能の改善を認めた. 心筋梗塞後の仮性左室瘤形成はまれな合併症であるが, 二次破裂による死亡が高率で自然予後は極めて不良とされる. 一方, 手術及び遠隔成績は良好なことより, 本症に対しては確定診断が付き次第, 積極的な外科治療を行うことが望ましいと考えられる. |
| Practice ： | 臨床医学：外科系 |
| Keywords ： | 心筋梗塞, 仮性左室瘤 |
