| Title ： |
急性高位腹部大動脈閉塞を合併したDeBakey I型急性大動脈解離の1治験例 |
| Subtitle ： |
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| Authors ： |
椎谷紀彦, 安田慶秀, 竹内幹也, 松居喜郎, 竹内恵理保, 宮嵜直樹 |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
北海道大学医学部循環器外科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
44 |
| Number ： |
5 |
| Page ： |
682-686 |
| Year/Month ： |
1996 / 5 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
高位腹部大動脈閉塞で発症したDeBakey I型急性大動脈解離に対する上行・弓部大動脈全置換術の1治験例を報告した. 症例は68歳, 男性. 胸痛, 両下肢急性動脈閉塞症状を主訴とし, 意識障害を伴っていた. DeBakey I型急性大動脈解離による急性高位腹部大動脈閉塞, 脳梗塞の診断で緊急手術を施行した. 選択的脳灌流下に枝付きグラフトで上行・弓部大動脈置換術を行った. 術後myonephropathic metabolic syndrome (以下MNMS)を併発したが回復し, 自力歩行退院した. 臓器虚血を合併する急性大動脈解離症例では, 迅速な血行再建手術と再灌流障害の対策が大切である. DeBakey I型急性大動脈解離の治療成績は向上したが, 動脈の血流障害による臓器虚血を来した症例の治療成績は不良である1)～3). 高位腹部大動脈閉塞症状で発症したDeBakey I型急性大動脈解離に対し, 上行弓部大動脈置換術を行い良好な結果を得たので報告する. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
I型急性大動脈解離, 急性腹部大動脈閉塞, myonephropathic metabolic syndrome, 上行弓部大動脈置換術 |
