アブストラクト（44巻12号：日本胸部外科学会雑誌）
| Title ： | Directional coronary atherectomyによる冠状動脈穿孔の1治験例 |
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| Subtitle ： | |
| Authors ： | 馬場寛, 大川育秀, 橋本昌紀, 小池茂文, 松本興治 |
| Authors（kana） ： | |
| Organization ： | 国立療養所豊橋東病院心臓血管外科 |
| Journal ： | 日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： | 44 |
| Number ： | 12 |
| Page ： | 2151-2154 |
| Year/Month ： | 1996 / 12 |
| Article ： | 報告 |
| Publisher ： | 日本胸部外科学会 |
| Abstract ： | 症例は69歳, 女性. 1年前より狭心症にてpercutaneous transluminal coronary angioplasty（以下PTCA）, directional coronary atherectomy（以下DCA）を施行されていた. 胸部圧迫感にて受診し, 左前下行枝の99%狭窄にてPTCAを施行されたが, 3日後再狭窄となりDCAを行った. その際, 冠状動脈破裂を来し, 心タンポナーデ, ショック状態となった. 直ちに経皮的心嚢穿刺, 心嚢ドレナージを行い心タンポナーデを解除した. 更に, パーフュージョンカテーテルを挿入し, 破裂部よりの出血を止め, 且つ遠位部への血流を確保した. この症例は緊急手術となったが, 経皮的心嚢ドレナージ, パーフュージョンカテーテルの挿入により比較的安定した状態で手術に移行することができた. 手術はcoronary artery bypass grafting（以下CABG）と破裂部位の自家静脈パッチ閉鎖を施行し, 現在社会復帰している. |
| Practice ： | 臨床医学：外科系 |
| Keywords ： | 冠状動脈穿孔, directional coronary atherectomy, 心タンポナーデ, CABG |
