アブストラクト(24巻7号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 大動脈内バルーンパンピング法-生理的意義と臨床応用の展望-
Subtitle : 綜説
Authors : 井上正, 木曽一誠
Authors(kana) :
Organization : 慶応義塾大学医学部外科
Journal : 日本胸部外科学会雑誌
Volume : 24
Number : 7
Page : 885-893
Year/Month : 1976 / 7
Article : 報告
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : 「はじめに」近年, 心原性ショックに対する補助循環法の研究はめざましいものがあり, その中で最も広く臨床に応用されているのが, counterpulsation法の1つである大動脈内バルーンパンピング法Intra-aortic balloon pumping(IABP)である(表1, 2). Counterpulsationの理論は1953年Kantrowitz&Kantrowitz1)の実験論文にはじまる. 彼らは大腿動脈から得た動脈圧波の位相を機械的に遅延させ, 収縮期圧を拡張期までずらせて, 拡張期圧増強(diastolic augmentation), 冠血流量の増加を得ている. その後この理論を押しすすめ, 実験的に横隔膜を胸部下行大動脈に巻きつけ, 横隔膜神経を刺激することによりdiastolic augmentationを得ている2). 1961年Claussら3)は, 大動脈カニュレーションにより, いわゆるcounterpulsation法, すなわち, 心拍に同期させ, ポンプで血液を出し入れすることにより, 収縮期圧を下げ, 拡張期圧を上げることに成功した.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords :
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