アブストラクト(24巻7号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 低血糖を随伴した巨大縦隔腫瘍の一治験例と低血糖を来す膵外性腫瘍についての考察
Subtitle : 症例
Authors : 石川創二, 鈴木隆三, 大西俊郎
Authors(kana) :
Organization : 順天堂大学胸部外科
Journal : 日本胸部外科学会雑誌
Volume : 24
Number : 7
Page : 967-975
Year/Month : 1976 / 7
Article : 報告
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : 「はじめに」腫瘍性疾患を持つ患者に, 突然冷汗, 興奮状態を起し次で痙攣, 意識喪失をみた場合, 腫瘍の脳転移や, てんかんなどの神経精神科領域の疾患がまず考えられるが, この状態に対しブドー糖の投与によつて, 急速に回復する現象を認めると, 低血糖による意識喪失であることが指摘されよう. 定型的な低血糖を起す疾患としてインスローマがあることは, 衆知の通りで, 1942年Whippleは, Whippleの3主徴として, 低血糖が空腹時, 労作後に, 発作的に出現し, 発作時の血糖値は50mg/dl以下となり, 糖分の投与により症状は劇的に消失することをあげており, インスローマの診断根拠とされてきた. しかし近年膵外性腫瘍にも, インスローマと全く同様の症状を呈することが認識されるようになつた. その多くの症例は肝癌に集中しているが, 昭和37年高岡の報告以来, わが国にも非上皮性腫瘍によつて, Whippleの3主徴が認められるものがあることがわかり, われわれは自験例を含めて, 今日まで文献より12例を集計した.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords :
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