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アブストラクト(38巻2号:日本胸部外科学会雑誌)
| Title : | 食道憩室に連続した先天性食道気管支瘻の1治験例 |
|---|---|
| Subtitle : | 症例 |
| Authors : | 山本英夫*, 中川健, 松原敏樹, 西満正, 翁秀岳**, 土屋永寿** |
| Authors(kana) : | |
| Organization : | 癌研究会附属病院外科, **癌研究会附属病院病理, *名古屋大学医学部第1外科 |
| Journal : | 日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume : | 38 |
| Number : | 2 |
| Page : | 318-323 |
| Year/Month : | 1990 / 2 |
| Article : | 報告 |
| Publisher : | 日本胸部外科学会 |
| Abstract : | 食道憩室に連続した先天性食道気管支瘻の1治験例を経験した. 症例は35歳, 女性で, 出産を契機として頻回に肺炎を繰り返すようになった. 食道透視にて食道中部の憩室と下葉気管支との間に瘻孔が認められ, 気管支造影ではB6a・B6cに嚢状拡張が認められた. 手術は瘻管切除・右肺下葉切除を施行した. 病理組織学的には, 1.瘻管部に重層扁平上皮から気管支上皮に移行していく像がみられた. 2.粘膜筋板は移行部まで保たれ, 3.瘻孔周囲には炎症性細胞浸潤や繊維化は認められなかった. 本症はBraimbridge I型の先天性食道気管支瘻と診断した. 本邦で文献上報告された憩室を有する先天性食道気管支瘻は自験例を含めて21例であった. 先天性であることの基準として上記3点の病理組織学的所見を有することが重要と考える. 8年前より肺炎を繰り返していたが, 食道透視により食道気管支瘻が原因と判明し, 切除後の病理学的検索にて食道憩室から右6cに連続した先天性食道気管支瘻と診断しえた1例を経験したので, 若干の文献的考察を加えて報告する. |
| Practice : | 臨床医学:外科系 |
| Keywords : | 先天性食道気管支瘻, 食道憩室 |

