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アブストラクト(38巻6号:日本胸部外科学会雑誌)
| Title : | 原発性横隔膜腫瘍を疑った肉腫様肺大細胞癌の1例 |
|---|---|
| Subtitle : | 症例 |
| Authors : | 藤勇二1), 磯辺真1), 土田勇1), 兵藤真1), 武田仁良2), 掛川暉夫2) |
| Authors(kana) : | |
| Organization : | 1)社会保険田川病院, 2)久留米大学医学部第1外科 |
| Journal : | 日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume : | 38 |
| Number : | 6 |
| Page : | 1083-1087 |
| Year/Month : | 1990 / 6 |
| Article : | 報告 |
| Publisher : | 日本胸部外科学会 |
| Abstract : | 症例は59歳, 男性, 咳嗽を主訴に来院す. 術前検査, 及び術中所見にて主病変が横隔膜で原発生横隔膜肉腫を疑い, 横隔膜, 肺, 心嚢, 肝臓の部分合併切除と共に腫瘍摘出を行った. その病理学的検索で, 腫瘍部は多形性な, また紡錘型細胞が一定の配列なく増殖し, 肉腫様形態を示した, しかし, 主腫瘍部の肺切離側に一部大細胞癌が認められた. また, 癌腫細胞より肉腫細胞への移行帯があり, 更に免疫組織化学染色で肉腫様細胞はケラチン, Epithelial Membrane Antigenで陽性であり, 電顕でもデスモゾームを認めた. このことにより, 主腫瘍部は肺大細胞癌の肉腫様変化と考えられた. 肉腫様変化の証明は現在なお困難を要するが, 本症例は病理学的, 免疫組織学的検索にてそれを証明できた. 癌腫細胞の肉腫様細胞変化, いわゆる癌肉腫の報告は食道, 喉頭などで散見されるが, 肺癌では極めてまれである. 更に, 肺癌肉腫の上皮性成分は扁平上皮癌が圧倒的に多く, 次いで腺癌であり大細胞癌は極めてまれである. |
| Practice : | 臨床医学:外科系 |
| Keywords : | 肺大細胞癌, 肉腫様変化, 癌肉腫横隔膜腫瘍 |

