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アブストラクト(38巻12号:日本胸部外科学会雑誌)
| Title : | 左心耳起源の異所性心房性頻拍症の幼児1治験例 |
|---|---|
| Subtitle : | 症例 |
| Authors : | 山崎健二1), 椎川彰1), 島倉唯行1), 秋本剛秀1), 渡辺直2) |
| Authors(kana) : | |
| Organization : | 1)福山循環器病院外科, 2)北光循環器病院外科 |
| Journal : | 日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume : | 38 |
| Number : | 12 |
| Page : | 2440-2445 |
| Year/Month : | 1990 / 12 |
| Article : | 報告 |
| Publisher : | 日本胸部外科学会 |
| Abstract : | 症例は3歳男児. 生後8ヵ月時上室性頻拍症を指摘された. Digoxin, verapamil投与にても頻拍のコントロールは困難で, 心拡大, 僧房弁閉鎖不全も生じてきたため入院した. ECG上I, aVLにてP波陰性の左房調律で, 心房心拍数は120〜190回/分で時にWenckebach型の房室ブロックを呈した. 電気生理学的検査では頻拍中の心房内心膜マッピングで左心耳に最早期興奮部位を認めた. 心房右室のプログラム刺激, 頻回刺激にて頻拍の誘発停止は不可能であり, overdrive suppression, warm-up現象も認められたため左心耳起源の異所性心房性頻拍症と診断した. 手術は左開胸にて心房表面マッピングを行い左心耳起源であることを確認した後, 左心耳切除術を施行した. 切除直後より頻拍は全く消失し, 以後抗不整脈剤なしで正常洞調律を完全に維持している. 慢性心房性頻拍症(CAT)はまれな疾患であるが, 薬剤による治療に抵抗性を示し, 中には高度な心機能低下を来す症例のある1)11)ことはよく知られている. |
| Practice : | 臨床医学:外科系 |
| Keywords : | 異所性心房性頻拍症, 慢性心房性頻拍症, 左心耳起源, 電気生理学的検査 |

